時代小説家として名高い著者は、その一方で熱烈なHi-Fiマニアでもあった。<br />その著者が、自ら手にしたレコードと再生装置について限りない愛情を込めて語る名エッセイ。<br />『芸術新潮』誌に連載され、その紙価を高めたとも言われる音楽エッセイの代表作である。<br />