画期的な新薬が開発され、寿命が延びる。<br />素晴らしき哉、医学の勝利!……のはずだった。<br />だがその先に待ち構えているものに我々は慄然とする。<br />爆発的に膨張する医療費は財政の破綻を招き、次世代を巻き添えに国家を滅ぼすこと必至なのだ。<br />「命の値段」はいかほどか。<br />我々はいつまで、何のために生きればいいのか。<br />雑誌発表時から新聞、テレビ等で大反響の論考を書籍化。<br />巻末に作家・曽野綾子さんとの対談を特別収録。<br />