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医師の一分(新潮新書)

医学の進歩で、なかなか死ねない社会が到来した。
しかし90歳過ぎの老衰患者に点滴をし、抗生物質を投与し、透析を行いペースメーカーまで入れて、なんのために「救う」のだ。
数多くの死に立ち会ってきた著者は、今どきの「タテマエ」「良識」を嘲笑う。
「命に上下は存在する」「患者の自己決定を信じない」「現代の医者は『死神』の仕事を担う」……現代人である「あなた」の死に方についての、辛辣かつ深遠な思索。




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