病院にはストレスがたまっている。<br />医者が患者に病名や余命を告知して、治療方針を相談しながら決めるようになった。<br />それで関係が良好になるどころか、相互 不信は増す一方なのだ。<br />なぜか。<br />どこでこじれるのか。<br />どうすればいいのか。<br />この問題を臨床医として考え抜いた著者の思考は、「わかりあう」ということの本質へと到達する。<br />綺麗事や建前を排した、徹底的にリアルかつ深遠なるコミュニケーション論。<br />