『犬が星見た』をめぐる旅は続く。<br />東西文化の刻みこまれた古都を訪れ、バザールで杏や風通しのいい衣服を買う。<br />記憶も飛ぶほど暑い砂漠で眠り、ひなびた村で伝統料理を教わる。<br />「この切なさは恋心とちっとも変わりない。<br />私が少女だったら、せいせいと、まっすぐに、恋をしただろう」――出会いに満ちた極上の旅の記録。<br />