医療過誤や医療訴訟が続く昨今、医者と患者はしばしば対立するが、本来は同じ病気に立ち向かうパートナーである。<br />お互いの事情を理解しあえば、医療はもっ と良くなるはずだ。<br />妻の乳がんによって「患者さんのやるせなさが身に染みて分かった」と語る著者は、自身が院長を務める病院で、さまざまな試みに着手して いる。<br />日本を代表する心臓外科医が考える「理想の医療」の姿。<br />