「甲子園なんてこなければよかった」──。<br />球史に刻まれた一戦、1992年夏、星稜vs明徳義塾。<br />松井との勝負を避けた明徳は非難を受け、試合をきっかけに両校ナインには大きな葛藤が生まれた。<br />あれから15年、自らの人生を歩みだした監督・元球児たちが語る、封印された記憶。<br />高校野球の聖地で、彼らは何を思い、何が行われたのか。<br />球児たちの軌跡を丹念に追ったノンフィクション。<br />