そもそも人間にとって、動くものの速度や距離の見積もりは苦手である。<br />その上、心理や生理、環境によっても対応が違ってくる。<br />だから、車の安全性能は年々進歩しても、ドライバーは相変わらずあれこれ間違え続ける。<br />初心者とベテランの視線の違い、加齢によるミスマッチ、個人差のあるリスク敢行性――どうすればヒューマンエラーを防ぎ、安全レベルの高い運転ができるのか、交通心理学の知見をもとに徹底解説。<br />