テレビや雑誌などでレシピを紹介し、家庭の食卓をリードしてきた料理研究家たち。<br />彼女・彼らの歴史は、そのまま日本人の暮らしの現代史である。<br />その革命的時短料理で「働く女性の味方」となった小林カツ代、多彩なレシピで「主婦のカリスマ」となった栗原はるみ、さらに土井勝、辰巳芳子、高山なおみ……。<br />百花繚乱の料理研究家を分析すれば、家庭料理や女性の生き方の変遷が見えてくる。<br />本邦初の料理研究家論。<br />