北海道の別荘で聞いた、屋根の上の不思議な足音──。<br />それは霊から私への最初のメッセージだった。<br />以来、頻繁に届けられるメッセージ、死者が投げかける合図の意味を探り、私は死後の世界や祖先のこと、やがて訪れる自らの死へと思いを深めていく。<br />こんなふうに死にたいと考えることは、より素晴らしい生を望むこと。<br />いまだ科学では計れない霊体験をあるがままに綴ったエッセイ。<br />