エッセイが得意ではありません――。<br />自らはそう語る伊坂幸太郎がデビュー以来ぽつぽつと発表した106編のエッセイ。<br />愛する小説、映画、音楽のこと。<br />これまた苦手なスピーチのこと。<br />憧れのヒーローのこと。<br />趣味を語る中にも脈々と流れる伊坂的思考と、日常を鮮やかに切り取る文体。<br />15年間の軌跡を辿った、初のエッセイ集。<br />裏話満載のインタビュー脚注に加え、幻の掌編2編を収録。<br />