僕らは絶望のトンネルをひた走った。<br />出口があることを信じて──。<br />B29の来襲に逃げ惑った少年期、体重32キロで挑んだ大学受験、国の威光を笠に着た役人との耐久レース、中小企業に寄添って歩んだ金融マン時代、組織に呆れ果てての脱サラ……。<br />ノスタルジーに彩られた偽りの昭和史から現代人を解き放つ、覚醒のドキュメント!