できれば、がんのことなんて考えたくないというのは人情でしょう。<br />でも、その結果、いざという時には慌てて知識を詰め込むことになりがちです。<br />深刻になりすぎずに平常心で、がん、病院、医者のことを学んで欲しい。<br />その思いから著者は、物語仕立てでこの本を書きました。<br />お金の問題、医者とのつきあい方、放射能のリスク、検診の落とし穴……専門書を読むだけでは見えてこない、がんと患者のほんとうのところ。<br />