「早く死ね、自分で死ね。<br />」2003年、全国で初めて「教師によるいじめ」と認定される体罰事件が福岡で起きた。<br />地元の新聞報道をきっかけに、担当教諭は『史上最悪の殺人教師』と呼ばれ、停職処分になる。<br />児童側はさらに民事裁判を起こし、舞台は法廷へ。<br />正義の鉄槌が下るはずだったが、待ち受けていたのは予想だにしない展開と、驚愕の事実であった。<br />第六回新潮ドキュメント賞受賞。<br />