歴史を学ぶとは、史実や年号を暗記したり文献を漁ることではない。<br />過去の人々の息遣いを感じ、喜び、悲しみを共に味わい、それを現在の自分たちの生活の中に生かし、未来を展望することである――。<br />折口信夫、西田直二郎に学び、爾来六十余年、「生きた歴史学」を目指し続けた著者が自らの研究史を振り返り、その真髄を伝授する。<br /> ※新潮選書に掲載の写真は、電子版には収録しておりません。<br />
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