幸い両親はまだ元気だ。<br />しかし、だからこそ今のうちに「その時」の準備をしておきたい。<br />そう考えた著者は取材に出かけた。<br />人気の樹木葬や、都心部の有名霊園に入るにはいくらかかるのか。<br />散骨、宇宙葬、土葬の実態は。<br />葬儀社の良し悪しはどこで見分けるか。<br />時に遺された人たちの死生観にしんみりし、時に「入棺体験」をして悲鳴を上げながら現代日本の「墓と葬式」事情をとことん掘り下げたハウツー・ノンフィクション。<br />