60万年前のホモ・ハイデルベルゲンシスの石斧に始まり、縄文・弥生土器、古墳に至るまで、考古学は物の機能や技術面しか見てこなかった。<br />だが、じつは「美」こそが、いにしえの人びとの在りかたを方向づけてきたのだ。<br />物に託された数と図形、色や質感などを切り口に、人の心の動きと社会の変遷とを重ね合わせる画期的論考。<br /> ※新潮選書に掲載の図版の一部は、電子版には収録しておりません。<br />
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