遺影となった女房が微笑んでいる。<br />俺は涙を止められなかった――。<br />郷里の長崎で知り合った俺と女房は東京で再会。<br />初デート、同棲時代、結婚生活、漫画家デビュー、芸能活動、賭け麻雀で逮捕……。<br />いつも傍で支えてくれた女房のいない毎日が、こんなに淋しいなんて。<br />ひとりぼっちじゃ生きられんから、新しい嫁さんが欲しい……。<br />自由人・蛭子能収が綴る前妻との30年。<br />感涙の回想記。<br />