1990年代、コメの市場開放要求をかわすため、日本は米国とある密約を結んだ。<br />「聖域」を守る代償として、米国に大きな実利を差し出すスキームは、その後20年余りの間に、農業のみならず金融、保険、医療分野にも拡大。<br />その結果、TPPでも日本は大幅な譲歩を余儀なくされた。<br />亡国の危機すらはらんだシナリオの全容に迫る。<br />