半世紀以上にわたり賢治を愛読してきた著者が出会った異形の詩。<br />たった4行の背後に、誰も知らない賢治がじっと息を潜めていた。<br />「春と修羅」「永訣の朝」「銀河鉄道の夜」――名作の奥底に潜む実人生の慟哭。<br />比類なき調査と謎解きで賢治像を一変させる圧巻の書。<br />