故郷を舞台にした作品の多さが、故郷への思いの深さを物語る―自作の中から、郷里・八戸市周辺を舞台にした作品23篇を選び、一篇一篇、著者自らが愛情を込めて回顧する。<br />作品が描かれることになった経緯は。<br />執筆中の思いは。<br />‘創作の秘密’を惜しげもなく披露して、おのずと自伝的小説のような趣をなす小文集。<br />独特の透明な世界へと読む者をいざなう、三浦文学最良の案内書。<br />