『野ざらし紀行』『冬の日』『笈の小文』『奥の細道』はもちろん、従来の案内書にはない『かしま紀行』『更科紀行』ゆかりのスポットも完全網羅。<br />中学三年で芭蕉の言霊にふれ、自らも「旅を栖」とする著者が、足と目と感性で俳聖の全足跡を辿る。<br />研究者のあいだではタブー視されている、蕉翁の衆道にも踏み込んだ稀有な書。<br />沿道の美味な食べ物も紹介。<br />著者手描きの絵地図入り。<br />『芭蕉の誘惑』改題。<br />