最愛の妻・容子が逝った……。<br />特攻隊から復員した学生だった頃の奇跡的な出会い、文壇デビュー当時の秘話、取材旅行の数々、甦る人生の日々。<br />そして衝撃のガン告知から、二人だけの最期の時間。<br />生涯、明るさを失わなかった妻よ、君は天から舞い降りた妖精だった……。<br />少年のような微笑を浮かべて逝った著者が遺した感涙の手記。<br />