「今の日本社会には、明らかに問題がある。<br />どんな問題があるか。<br />私はものの考え方、見方だと思っている。<br />そこがなんだか、変なのである」――フリーター、ニート、「自分探し」、テロとの戦い、少子化、靖国参拝、心の傷、男と女、生きがいの喪失等々、現代人の抱える様々な問題の根本が見えてくる。<br />「バカの壁」を超える方法、考え方は自分の頭で生み出す。<br />そのためのヒントが詰まった、『バカの壁』『死の壁』に続く、養老孟司の新潮新書第三弾。<br />