「死」。<br />それは古今東西、あらゆる思想家、宗教家が向きあってきた大問題である。<br />「死ぬ」とはどういうことなのか。<br />「あの世」はあるのか。<br />「自分」が死んだら、「世界」はどうなるのか――。<br />先人たちは「死」をどう考えてきたのか、宗教は「死」をどう捉えているのかを踏まえながら、人間にとって最大の謎を、稀代の思想家が柔らかな筆致で徹底的に追究する。<br />超高齢化社会で静かに死ぬための心構えを示す、唯一無二の論考。<br />