『果しなき流れの果に』『復活の日』『日本沈没』――。<br />日本SF史に輝く傑作の数々を遺した小松左京の原点は、戦中戦後の動乱期を過ごした旧制中学・高校時代にあった。<br />また京大人文研とのつながりから、大阪万博にブレーンとして関わった顛末とは。<br />幻の自伝的青春小説と手記によって、そのエネルギッシュな日々が甦る。<br />若き日の漫画家デビューなど、新事実も踏まえたオリジナル編集版。<br />(解説・小松実盛、加藤秀俊)