書物の森の中で、あるいは酒場の喧騒の中で、心奪われる出会いをしてきた23名の作家たち。<br />太宰治という天才への狂信と悔恨が檀一雄を『火宅の人』へと走らせたというように、彼らの新たな「素顔」を浮かび上がらせるその過程は、まさにスリリング。<br />著者の原点、22歳の時に書かれた「アルベール・カミュの世界」も単行本初収録!