使用済みのオムツが悪臭を放ち、床には虫が湧く。<br />暗く寒い部屋に監禁され食事は与えられず、それでもなお親の愛を信じていた5歳の男児は、一人息絶え、ミイラ化した。<br />極めて身勝手な理由でわが子を手にかける親たち。<br />彼らは一様に口を揃える。<br />「愛していたけど、殺した」。<br />ただし「私なりに」。<br />親の生育歴を遡ることで見えてきた真実とは。<br />家庭という密室で殺される子供たちを追う衝撃のルポ。<br />