ひとかどの男なら首元に主張がある――。<br />なぜチャーチルは蝶ネクタイを好んだのか。<br />なぜウィンザー公はウィンザー・ノットをしなかったのか。<br />なぜオナシスは長目に結んだのか。<br />なぜ「ボンド」はニット・タイを好んだのか。<br />なぜケネディはスリムなものを選んだのか。<br />……ファッション探偵の著者が、ポワロのごとく、あるいはマーロウのごとく、首元にまつわる謎の歴史を鮮やかな推理で解き明かす。<br />