人の前に出る仕事の人へ。
人気劇団《演劇集団キャラメルボックス》の製作総指揮・加藤昌史氏は、開演前にお客さんに向けて観劇マナーを楽しく易しく伝える「前説」を、30年間・4000ステージにも渡って積み重ねてきた、正真正銘の‘コミュニケーションのプロフェッショナル’だ。
本書『人の前に出る仕事の人へ。
』は、そんな加藤氏が、2015年1月から始めた同名タイトルのツィッター連載をベースとしたものである。
連載は140文字という短いセンテンスで毎回綴られ、テーマは、コミュニケーション、人付き合い、そして自分との関わり方などが主である。
加藤氏の連載は、回を追うごとにコミュニケーション、人付き合いに悩む幅広い層から多くの共感を呼び、多くの話題を集め、連載は今も継続中、本数はすでに300本を超えている。
加藤氏が綴るメッセージは、やさしく、前向きで、ユーモラスではあるが、しかし時に厳しくもある。
「たくさんの人と出会い、ふれあうなかで、たくさんの人を傷つけ、傷つけられ、たくさんの反省を繰り返し、今日まで何とか生きてきた」と語る加藤氏だからこそ、伝えることができる‘人に思いを届け、人と気持ちを通わせる’ためのヒントが、本書にはぎゅっと詰めこまれている。
「言いたいことを、うまく伝えることができない」「人に対して、うまく心を開けない」「苦手な人のキライな点ばかりが目に付いてしまう」。
コミュニケーションや人付き合いに思い悩み、不安に包まれている人々は、日々増えている。
そんな人々にぜひとも届けたい一冊である。
加藤氏のメッセージが、やさしくじんわりと心に届くはずだ。
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