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大過剰 ヒト・モノ・カネ・エネルギーが世界を飲み込む

新興国失速、原油安、大量難民――。
世界経済で大きな変化が立て続けに生じている背景にあるのが、いままで不足していたヒト、モノ、カネ、エネルギーがすべて過剰に転じたことである。
中東の難民を見るまでもなく、資質を持っている人々が百万人単位で先進国に押しかけている。
中国が「世界の工場」となって以降、安価で大量のモノが世界に氾濫するようになった。
マネーも過剰となって、借り手優位となるマイナス金利の広がりの背景ともなっている。
さらに、エネルギーも過剰となっているし、人々の職業でさえ多くがAIで充足される方向にある。
21世紀世界は「大過剰経済」に直面している。
一方トランプ次期大統領は不足時代の論理に従って巨大な需要喚起で米国経済を立て直そうとしている。
世界経済は大きなねじれに直面する。
しかし、大過剰時代にあっても依然不足する財・サービスは多い。
また、AIといった技術の急速な発達は、エネルギー革命や社会変革とも相まって第四次産業革命を招来しつつもある。
世界経済は、モノからコトが牽引する時代に向かっており、高度化された新たな社会システムが牽引する時代に向かっている。
一方、日本経済は原油安、金融緩和、円安の恩恵があっても依然停滞しているが、世界経済のゲームのルールが変わることは、日本に新たな成長の可能性をもたらしている。
モノからコトへのシフトは需要が飽和している市場でブレイクスルーを起こす可能性を高めている。
第四次産業革命を先取りするソサイエティ5.0構想も打ち上げられた。
本書は、世界経済のこれから10年を見据え、日本の立ち位置・選択はどうなるかを明らかにするもの。
筆者の中島氏はバランスのとれたエコノミストとして高く評価され、WBSなどでわかりやすい語り口で好評を博している。




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