「こんなもの誰が買うの?」がブランドになる 共感から始まる顧客価値創造
どんなものでもブランドにできる! 「ブランドって何?」と聞かれて、誰もが思い浮かべるのは、iPhone、トヨタ、Google、ユニクロ、セブン-イレブンなどの大企業が提供する商品やサービスでしょう。
しかし、どこにでもある、なんでもないもの、とてもブランドになんかなりそうにないものでも、ブランドにすることは可能です。
軍手、タオル、キャンドル、印鑑、クリーニング店、保育園……。
本書には書名の通り「こんなもの誰が買うの?」と言いたくなるような、ごくフツーの商品やサービスが、確かなブランドに育っていく過程が紹介されます。
では「ブランドになる」「ブランドにならない」を分けるものは何でしょうか。
それは、「世界観」と「共感」と「熱」です。
1人1台スマホを持ち、24時間つながりっぱなしの時代。
ものすごく狭いターゲットの、マニアックな商品でも、1人のお客様にしっかりと届けば、 共感のウィルスが、エコシステム(ビジネスの生態系)を通じて、 無限に拡大していくのです。
本書は阪本氏の過去の著作、『もっと早く受けてみたかったブランドの授業』(2004)『気づいた人はうまくいく』(2008)『共感企業』(2010)『「たった1人」を確実に振り向かせると、100万人に届く』(2013)等で展開してきた考察を進化させ、ソーシャル・ネットワーク時代の新たなブランド論として世に問うものです。
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