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安楽死で死なせて下さい

死ぬ自由があってもいいじゃないですか。
脚本家の橋田壽賀子さんは、戦争中の体験から、死は自分にとって身近なもので、人生にある種の諦めを感じていたと言います。
戦後、自由な時代になり、テレビの人気脚本家として忙しい日々を過ごしている間こそ、そういった考えは遠のいていたそうです。
しかし、精一杯生きててきて、一息ついた頃、橋田さんは自らの往生について考えるようになりました。
自分はどうやって、死にたいのかと考えた橋田さんの答えは「安楽死」も選択肢のひとつとしてもいいのではないか、というものでした。
その考えを、月刊文藝春秋で記事にしたところ、世間から大きな反響がありました。
そこで、橋田さんが人生と「安らかに楽に死ぬこと」についての考えをまとめたのがこの一冊です。
「文藝春秋読者賞」受賞の問題作の書籍化!




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