2014年6月、イラクとシリアで「イスラーム国」が広範囲の領域支配を行って以来、「イスラーム国」対策が中東をめぐる国際政治の焦点となってきた。<br />掃討作戦の結果、2018年までに「イスラーム国」の支配していた地域は、ほぼ解放された。<br />しかし、、それによって中東に平和が訪れると予想する専門家は皆無だ。<br />果たして「イスラーム国」後の中東はどうなるのか――。<br />※「文藝春秋オピニオン2018年の論点」掲載記事を再編集して電子書籍化。<br />