ニューヨークの魔法
大人気「ニューヨークの魔法」シリーズ、ついに完結――感動の最終章!ニューヨークは大都会なのに、ひと昔前の田舎町のような懐かしさがある。
世界一お節介で、図々しくて、でも泣きたくなるほど温かい。
長年、ニューヨークに住む著者が、街角や地下鉄で出会う見知らぬ人とのちょっとした心の触れ合いを、粋な英語を交えて描くエッセイ。
「人に疲れているのに人と話したくなる不思議な本」、「毎晩、1話読み、温かい気持ちで寝ます」と熱烈な支持を受け、累計約40万部。
著者が夫を撮ろうとして、たまたま写真に入ってしまった見知らぬ黒人女性。
「これでいつまでも私のこと、忘れないわね。
私の名前はサーシャ。
で、その写真、削除しないでよ!」と叫び、自由の女神のように手をあげピースサインで颯爽と去っていく。
静かな電車で、著者の噛むガムが大きな音を立てて弾け、思わず首をすくめると、前にすわる男性が笑顔で「いいね」と親指を立てる。
美術館で好きな絵を見つめていれば、「僕もこの絵が好きなんです」と後ろに佇む異国の青年が声をかけてくる。
メトロポリタン美術館、オペラハウス、タイムズスクエア、セントラルパーク、ブルーノート、グラウンドゼロ、テレビ局のスタジオ、ブルックリン・ブリュアリー、マディソン・スクエア・ガーデン――。
ニューヨークのあちこちから、人の息づかいと会話が聞こえてくる。
今日もどこかで、出会いがある。
ミュージシャンの生演奏に合わせて、見知らぬ人同士が踊っている。
著者の原点ともいえるウィスコンシン留学時代の秘蔵エピソードも初公開。
最終章「アメリカの家族アルバム」は涙なしには読めません。
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