亡国の東京オリンピック
――オリンピック強行開催で得をしたのは誰だ!世論調査では国民の8割以上が、「中止」もしくは「再延期」を求めていた。
天皇陛下も宮内庁長官を通じ、開催へのご懸念を示されていた。
新型コロナウイルスのパンデミックは収まる気配を見せず、4回目の緊急事態宣言が発出される中、なぜオリンピックは強行開催されたのか。
「平和の祭典」の美名を振りかざし、巨大な利権に群がったのは誰なのか!目次まえがき第1章 オリンピックを中止できなかったのはなぜか・願望と現実の区別がつかない指導者の伝統 ・愚民思想の果てに ・己こそがニッポン ・天皇陛下のご懸念も無視 ・スポンサーとなった報道機関の罪 ・認知バイアスにとらわれた推進派 ・「延期は一年」の背景 ・オリンピックへの幻想第2章 オリンピック後、新型コロナ感染が爆発する・自称「バブル方式」の大失敗 ・「ウイルスに打ち勝った大会」という幻想第3章 傲慢IOCはそんなに偉いのか・もともと慎ましい組織だったIOC ・ボイコットに翻弄された歴史 ・モスクワで受けた大打撃 ・IOCを手玉に取った男 ・変貌したIOC ・’ぼったくり男爵’バッハ会長の正体 ・「トーキョーマリオ」と「トム・カフェ」 ・オリンピック憲章を最も尊重しないのはIOC ・踏みにじられた「復興五輪」の精神 ・揺らぐ電通の威信第4章 結局「国策」の正体は何だったのか・女性蔑視発言 ・森元首相の長広舌 ・再始動した神宮外苑再開発 ・始まりはラグビーワールドカップ ・ナショナリズムの裏側第5章 利権の宴が終わったあと・消えた利権 ・国立競技場を巡る難題あとがき
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