ジャパノロジー・コレクション
国内外でもっとも知名度の高い浮世絵師の一人、歌川広重。
遠近法を駆使した卓越したリアリティー、四季の変化がもたらす風景の繊細な表情、鋭敏な色彩感覚。
それらがあいまって生み出されるしみじみとした情趣感。
幕末から現代にいたるまで、見る者の心をとらえて離さないその魅力を、「東海道五拾三次」「名所江戸百景」をはじめとする代表的作品とともに詳説。
一般にはなじみのない美人画や狂歌絵本、肉筆画なども網羅。
作品の全体像を俯瞰した、広重入門決定版。
第一章 広重の手法 ■遠近法を駆使する■四季の表情をとらえる■稀代のカラリスト第二章 街道もの ■東海道五拾三次■木曾海道六拾九次第三章 江戸名所 ■一幽斎描き東都名所■喜鶴堂版「東都名所」と「江戸近郊八景」■さまざまな江戸名所絵揃物■名所江戸百景第四章 諸国名所■諸国名所 第五章 美人画と花鳥画■美人画■花鳥画 第六章 さまざまな画面形式■短冊絵■貼交絵■団扇絵第七章 絵本と肉筆画■絵本■肉筆画
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