昭和2年、東京渡辺銀行破綻。<br />昭和金融恐慌の引き金となったこの破綻の内実を、著者は東京渡辺銀行オーナー嫡孫・渡辺邦夫氏に直接取材し真実に迫る。<br />緻密な取材により、エポックとなる事件や人物、組織の軌跡を辿り、リベラルな視点から昭和を捉え直したジャーナリストならではの昭和史。<br />現代の視点から昭和を読み解き、現代日本に警鐘を鳴らす。<br />解説・東京新聞記者望月衣塑子