ふたつのオリンピック 東京1964/2020
1962年、地球上で最もダイナミックな街の米軍基地に、十九歳の青年は降り立った。
冷戦下、立ちあがる巨大都市。
私は東京を貪り食った。
ロマンスは言うにおよばず、小さな冒険、絶え間ない刺激、新しい世界が山ほどあった。
諜報員、英会話教師、ヤクザの友人、サラリーマン、売れっ子ジャーナリスト。
ときどきの立場で、「ガイジン」=〈アウトサイダー〉として50年を生きたこの街と私の人生は、ひとまわりしていま元へ戻ってきたようだ……。
これから東京は、日本は、いったいどんな未来に突き進んでいくのだろうか?『菊とバット』『和をもって日本となす』『東京アンダーワールド』など、日本の裏と表を抉るベストセラー作家が贈る、渾身の自伝的現代史!
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