辞書編集37年の立場から、言葉が生きていることを実証的に解説。<br />意外だが、江戸時代にも使われた「まじ」。<br />「お父さん・お母さん」は、江戸後期に関西で使われていたが、明治の国定読本で一気に全国に。<br />「がっつり」「ざっくり」「真逆」は最近使われ出した新しい言葉……。<br />思いがけない形で時代と共に変化する言葉を、どの時点で切り取り記述するかが腕の見せ所。<br />編集者を悩ませる日本語の不思議に迫る、蘊蓄満載のエッセイ。<br />
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