「勇猛果敢の眞実」ともいふべきものの自己証明の文学―と、三島由紀夫氏が絶賛したアンガウル玉砕島兵士の証言。<br />二十倍にものぼる圧倒的な米軍との四十日間におよんだ‘鉄と肉体’の凄惨な戦いを赤裸々に描き、南海の孤島に斃れた千百余名の戦友たちの‘声なき叫び’をつたえる感動のノンフィクション戦記。<br />