美しい人体図鑑 ミクロの目で見る細胞の世界
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薬の歴史は、同時に人類の歴史でもある。
太古の昔から、からだを壊すと草木などを口にし、場合によって下痢をしたり吐いたり、最悪の場合は死ぬことさえあった。
これを繰り返すことによって、薬になるもの、そうでないものを見分けて活用してきた。
日本においても、縄文人たちの住居のあとから、薬として使ったと見られる植物が多数発見されている。
それらの植物から、有効成分だけを抽出しようという試みが始まるのは、19世紀以降である。
現在も広く使われる鎮痛薬・モルヒネがアヘンから単離されたのはこの頃で、これが近代医学の幕開けともいえる。
以降、植物・動物・鉱物などから有効成分を抽出し、化学的に変化を加えたり、合成したりすることで、人類は新しい薬を生み出し続け、病気の克服を目指している。
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