「34歳のときに治らないがんの告知を受けた。<br />後悔はない。<br />それは、すべてを自分で選んできたからだ。<br />」 家族、友人、仕事、お金、自分の居たい場所、そして生と死。<br />命を見つめ続けてきた写真家が、大切にしてきた「選ぶ」ということ。<br /> 生きにくさを超えるために、自ら「選ぶ」ことの意味を、強くやさしいことばで綴る。<br />「生きにくさを感じている人に、生きやすさを感じてもらえることを願って――。<br />」