「死なないで、死なないで……。<br />今日は、大勢の子どもが自殺してしまう日なの」――病室の窓の外に向かってつぶやいた母。<br />「彼女はいったい何を語りたかったのだろう」――遺された娘は、その想いを知るために対話を始める。<br />樹木希林が遺した言葉と、内田也哉子が紡いだ言葉から浮かび上がる「ままならない人生を生きる意味」とは。<br />いま、生きづらさを感じるすべての人に贈る「命」の物語。<br />