こんな時代だからこそ、やっぱり会社は家族である
大淘汰の時代、こんな企業が生き残る!但陽信用金庫の「愛情経営」『日本でいちばん大切にしたい会社6』に所収の但陽信用金庫。
常に10名の社員を本業とは関係のない地域活動に振り向けるなど、阪神淡路大震災以来、その社会貢献レベルは群を抜いている。
その桑田理事長の信念が、「会社は家族」。
「会社、社員は家族」という考えで経営を進めている日本の中小企業経営者に向けて真の「家族的経営」の仕組みを提案する。
「人を幸せにする会社をつくること」これが私の考える会社の使命であり、経営者の仕事です。
「人」というのは、まず会社のために働いてくれる職員、そして、私どもを利用してくださるお客さま、地域のみなさま。
つまり、我々と関係するすべてのステークホルダーを指しています。
私も経営者(父親)として全社員(わが子)の幸せを考え、彼らが働く喜びややりがいを感じながら安心して仕事ができる環境を整えることに努力しています。
会社にとってお客様はもちろん大事ですが、それ以上に職員一人ひとりの存在が重要だと私は考えています。
職員が一生懸命会社のために働いてくれるから、お客様にご満足いただける価値を提供できます。
顧客満足度が高まれば、それが会社の利益となり、永続的な安定経営を実現することができます。
ですから、起業が自らの使命を果たすためには、「永続性ある(続く)経営」の確率が不可欠なのです。
企業にとって売上はもちろん重要です。
しかし、儲かること自体は企業の使命ではありません。
座右の銘「一生懸命生きる」私たちの暮らしに何が大切かというと、一生懸命に暮らすということです。
一生懸命やるということが、たとえ歩みを遅らせたとしても、最後は何かの成果を生んでくれる。
■目次●第一章 「山林経営」を目指す●第二章 会社は家族●第三章 家族であるために・人としてのやさしさ、思いやりを大切にしているか・新入社員研修で「家族」になる・人間教育としてのボランティア・地域社会に貢献する・全職員で社会的責任を果たす・家族の絆を強くする・ルールを教え、けじめを持たせる・社員を幸せにする人事評価とは・個人の悩みや問題を共に考える●第四章 経営者の仕事・トップはいちばん恐がりがいい・ビジョンを語り、方向性を示す・一生懸命働く人間を守る・創業の心「源郷」「命知」を忘れない・経営者は器用でなくていい。
愚直に進め■著者 桑田 純一郎
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