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北陸路に棗(なつめ)ありて

なつめ研究は古くて新しい研究課題である。
多くの漢方薬に配合されていても、その効果の実態は不明なことが多い。
また、漢方薬が主として経験論に基づいて処方されてきたことから、科学的ではないものとし、これになじまない医師も多い。
しかし一部の漢方薬は明確な作用機序のもと、明らかな薬効を示している。
医学研究ではエビデンスを求める研究に注目されており、「なつめ」という漢方薬、あるいは食材はこれにどこまで答えてくれるかが研究者として楽しみである。
本書では、棗の研究会に所属する医学研究者をはじめとした多職種の研究者がそれぞれの立場で、自分の得意な手法を使って、あるいは文献的に、また知恵を集めて、大棗(なつめ)という漢方薬かつ食材にアプローチした。
もちろん、まだ決め手には欠けているし、機能性食品になりうる根拠までにも到達していないのは事実である。
エビデンスには至らないような種々雑多な研究であっても、様々意見や結果、そしてこれまでの文献を一冊に集結することで、研究の入り口の第一段階には達したと思う。
(「あとがき」より抜粋)




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