駅弁掛紙の旅
掛紙とは、駅弁の蓋の上にのって紐で縛られているただの紙のこと。
多くの人は、食べ終わった弁当殻と一緒に捨ててしまう紙だ。
しかし、現代のように通信や情報網が発達していなかった時代には、掛紙が広告媒体や名所案内となっており、また、ご意見を伺う通信票の役割も担っていた。
そんな時代の掛紙を紐解けば、当時の鉄道事情や世相、観光地や町の様子などが見えてくる。
本書は、「交通新聞」で好評連載中の『掛紙停車』に、加筆・修正を加えた一冊。
明治?昭和期の掛紙を多数、収録。
巻末には列車が描かれた掛紙集も特別掲載。
泉 和夫(いずみ かずお)昭和31年東京生まれ。
昭和50年国鉄入社後、広報関係の業務に携わり、平成28年1月JR東日本を定年退職。
現在は(株)日本レストランエンタプライズで広報を担当。
中学時代から駅弁掛紙の収集を始め、明治時代以降、戦時中の樺太や満州、台湾のものを含め所蔵総数は1万枚を超える。
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