昭和のカケラ
ローカル線の車窓から偶然目にするホーロー看板、実家でハンガー代わりに使われているぶら下がり健康器、昔ながらの喫茶店のテーブルに置かれたルーレット占い器…。
絶滅危惧種の「昭和」も多いが、まだまだ現役選手も。
懐かしいモノたちがスイッチとなり、記憶が次から次に湧いてくる。
多感な時代を過ごしたせいか、それとも時代そのものが濃密だったのか。
紹介するモノは現代のデジタル機器のようなスマートさはないが、カラフルで明るく、時には未来をも感じさせる。
機械製品は構造がシンプルなので、壊れても簡単に修理できる。
手触り、重み、匂い…。
スマホの画面からは伝わってこない実感、存在感はいつか見直されるに違いない。
平成も終わりを迎えようとする中、昭和を感じさせるモノを記憶に留めるために、短文と写真で紹介する。
写真は全てフィルムカメラで撮影。
デジタルカメラとは異なる柔らかな写りも見どころ。
本書は平成29年5月から約1年間にわたり佐賀新聞で連載した『昭和のカケラ』を再編した。
更新中です。しばらくお待ちください。