未来を「編集」する
ジャーナリスト・船橋洋一氏が率いる民間シンクタンクAPI。
活動10年、各界のビッグネームが関わる組織が見たこの国の現在地と未来とはーー。
私たちはどう未来を切り開いて行けば良いのだろうか?現時点での結論は、言葉の再定義と「編集」にあるという。
本書は、アジア・パシフィック・イニシアティブが行ってきた十年間の実験を紹介しながら、未来をつくるための資金集め、組織づくり、人の集め方、テーマの調査研究、働き方など、マルチな生き方のための方法を紹介していきたい。
これらを総称して「未来をつくりかえる編集技法」と言いたい。
なぜ未来を作り変えなければならないのか。
その答えをこれから本書で述べていこう対象読者の想定は何歳くらい? と、よく聞かれるが、年齢は想定していない。
中学生にも読んでほしいし、現役を引退した高齢者にも読んでほしい。
なぜなら、対象年齢を決めてしまうのも古い考え方であり、未来をつくる生き方に年齢制限はないからだ。
(本書 はじめにより)【目次】プロローグ――未来をつくる秘訣は、まず言葉にあり第一部 課題、難題、生きるための「コトの編集」第一章 歴史的転換点の今こそ「全員、編集者」の時代第二章 世の中の厄介なものを編集する 第二部 落とし前をつけるために「編集」する第三章 危機感をもった人たちはどうやって集結したか第四章 お金と組織の枠組みをつくる第五章 インタビュー・検証による「落とし前」の手法 第六章 拡散力、巻き込み力、編集力第七章 クリエイティビティ・イズ・モチベーション第三部 仲間を増やして、コトを起こすには第八章 新しい編集者像「プログラム・ディレクター」第九章 「政策を民主化」する政策起業家とは何か第十章 Like Minded(ライク・マインデッド)で世界を広げる あとがき
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