図解いちばんやさしい地政学の本
いま世界では、パンデミックの混乱がつづくなか、ロシアのウクライナ侵攻や切迫する台湾有事、北朝鮮のミサイル発射など、物騒なニュースがたえません。
なぜこうした問題が起きているのかを考えるとき、さまざまな解釈の方法があるでしょう。
「地政学」とは、地図をもとにその国の政治や軍事を考えていく学問です。
軍事理論でもあるため、戦後の日本では封印されていました。
地理というのは、時代が変わっても変わりません。
ですから、変わらない地理をもとにすることで、それぞれの国や地域がとる戦略というのは自ずと決まってくる、と考えられます。
となると、いくら世界情勢が混沌としてきても、その国がとるべき一貫した正しい戦略があるはずだ、となります。
地政学ではこう考えるわけです。
混沌として先の見えない時代です。
だからこそ、普遍的な知である地政学的視点をもつことが大切です。
それによって、より自信をもって世界と向き合うことができるはずです。
(「はじめに」より)
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